さて、ユースホステルの受付は明るく、ちょうど語学学校の受付とかそんな感じを醸し出していた。名前を告げると、210-Cの鍵をくれた。部屋の前に行くと何やら部屋の中から声が聞こえる。。もちろん英語。誰と誰がどんな話をしているのか・・・まったくわからず。やばい、この旅果たしてうまくいくのだろうか?そんな不安を胸にノックして部屋に入った。
僕:Hello?
部屋の中の人:・・・・・・
誰だこいつみたいな目で見られる。。。
やばい、この雰囲気。初めからこんなんじゃこの先が思いやられる。どうしよう。。かなり不安になってきた。部屋の中には白人一人とどうやらアジア人一人がいて、何やら話している。速すぎるぞ彼らの英語・・・わからない。。どうしよう。。。でも、見た感じそのアジア人は日本人のようにも見えた。あぁ良かった。何せ初めてのユースホステルの体験に、やっぱり日本人を見つけ安堵の心が僕の中に感じられた。でも、でも彼のベッドを見ると英語版ロンリープラネットが転がってるではないか!?一体彼は何者なんだ・・・
そんなことを考えていると、白人の彼が話しかけてきた。彼の名前はMike。カナダ東部の小さな町出身とのこと。でもって例のアジア人はなんとシドニー出身のオーストラリア人だったのだ。彼曰く、オーストラリア人の英語は結構速いらしく、カナダでもたまに何を言ってるのかわかってもらえないことがあると言う。
突然、トイレの中から奇妙な声がする。どうやら、誰か閉じ込められてるようだ。Mikeが言うには鍵が壊れてAndyが閉じ込められたんだって。ドアの外にはスタッフがいて必死に彼をなだめようとしている。でもでも、会話を聞いてると25分後に鍵を壊しにくるからそれまでまってくれとか何とか。。。かれこれ小一時間こんな調子らしい。
30分後、彼は無事に脱出し、彼と顔をあわせる。僕はてっきりAndyってどっか欧米の人物だとばっかり思ってた。彼は中国人だった。そういえば中国人ってみんなEnglish name持ってるんだよなーってことを思い出した。突然、彼は何やら僕に話しかけてきた。これ何語だ?jdhんが;おえ@って感じ。さっぱり分からない。。。もしや、中国語か?彼に尋ねる。mandarinだって。やっぱり。。中国人に間違えられたのか!?てかアジア人なら大体区別つくんじゃないの?何となく分かるよね?韓国人、中国人、日本人、見れば。
さて、彼らと少ししゃべってからみんなそれぞれ外に出たので、僕も少し遅い夕食をとりに外に出た。2ブロックほど行ったところに店があるとの情報を得て、そこに向かった。エスニックからチャイニーズ、イタリアン、パブ、カフェと色んな店が所狭しと並んでいるが、中々一人で入れるような店がない。一人旅って食事に一番困るんだよね。いっつも軽食中心になってしまう。まあ貧乏旅行だからしゃあないな。
今日はどうするか。そんな時、何やらアルファベッドの黄色いMの字が視界に映った。ここまできてMはなーとか思っていたが、空腹に耐えられずドアを開けてしまった。ボンソワール?何やら聞こえてきた。げ、メニューもフレンチだ。そういえばモントリオールってフランス語圏だよな。でもどうせ一部だけじゃないの?とか来る前は思っていたが、街中フランス語しかない。逆に英語って余り見ない。ここマックも然りで、でも何とか英語でやりとりし、店を出た。マックチキンとダブルチーズバーガーを食べながら、そしてミネラルウォーターを飲みながら宿に戻った。
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by libertyisland
| 2006-05-14 22:21